「プロが教える!空間に“抜け感”をつくるテクニック」
「おしゃれな空間って、なんだかスッキリ見えるけど、なんで?」
「狭くはないのに、なんか圧迫感ある…」
そう感じる方に向けて、“抜け感”を生むポイントを具体的に解説するようなトピックです。
そもそも「抜け感」って?
「抜け感」とは、空間にゆとりや奥行きを感じさせるための設計やインテリアの工夫のこと。
ただ広いだけでも、ただスッキリしているだけでもなく、「スッキリしているのに、ちゃんと心地いい」と感じられる空間は、この“抜け感”が上手につくられています。
無駄をそぎ落としたスッキリとした印象でありながら、冷たくなりすぎず、きちんと心地よさが保たれている、そんな理想的な空間をつくるための、大切なキーワードです。
■ 抜け感をつくるテク①:視線が通るラインを意識する
部屋の印象は、実は“目線の抜け”に大きく左右されます。
家具や間仕切りの配置を工夫して、玄関からリビングへ、キッチンから窓へと視線がスッと抜けるようなラインを意識するだけでも、空間に広がりが生まれます。
■ 抜け感をつくるテク③:高さのバランスにメリハリを
造作を配置するときは、高さのバランスも抜け感を左右する大きな要素です。
たとえば背の高い収納は壁際にまとめ、部屋の中心にはローテーブルやソファなど視線の邪魔をしない低めの家具を配置すると、空間がグッと軽やかに見えます。最近人気の小上がり畳コーナーも、高さの変化によって空間に動きを出す効果があります。
■ 抜け感をつくるテク④:窓・光の取り入れ方を工夫する
採光も“抜け感”にとっては重要な要素です。
大きな掃き出し窓や吹き抜けを設けるのはもちろん、スリット窓や高窓を上手に取り入れることで、自然光の抜けと奥行き感を演出できます。
また、間接照明やダウンライトを使って天井や壁に陰影をつけることで、空間に奥行きが感じられるようになります。
■ 抜け感×自分らしさをバランスよくる
最後に大切なのが、“抜け感”を意識しつつも、「暮らしの気配」や「あたたかさ」をちゃんと残すこと。
スッキリしすぎると、どこか無機質で落ち着かない空間になってしまうことも。
植物ややさしい素材のファブリック、見せる収納などを取り入れて、自分たちらしい“余白のある暮らし”を楽しめる空間に仕上げましょう。
まとめ
“抜け感”は、広さだけではつくれない視線・高さ・光の使い方で生まれます。
プロの提案を取り入れながら、ご自身の好みやライフスタイルに合った“ちょうどいい抜け感”を探してみてください。
私たちも名古屋リフォームもそんな空間づくりのお手伝いができれば幸いです。







